AIエージェントとフィジカルAI


AIに関する文章は無限に書ける気がする。人と話していても、気づけば話題はAIに寄っていく。それだけこの数年で空気が変わった。ChatGPTの登場が全てを変えてしまった。

今、AIには大きくAIエージェントとフィジカルAIの二つの流れがあるように思う。

AIエージェントは、自律的にタスクを実行するAIで、Claude Code や Cursor(2.0)を使ったバイブコーディングや、今年に入ってから Claude Cowork が注目されている。自分も最初はコード補完や、メソッド単位でのコードの生成、トラブルシューティングといった使い方だったが、昨年からはバイブコーディングが日常になった。最初は生成されたコードを全て確認し、書き直したりしていたが、一般的なエンジニアが書くコ ードよりも洗練されており、コードの背後にあるシステムの仕様や設計思想、コーディングルール、開発者の意図まで理解しているように感じ、かなり信頼するようになった。不具合も大きく減少した。

将来的にコードは中間言語化していくのではないか思う。本来、中間言語とは高水準言語(CやJava)と機械語の間に位置するものを指すが、これからは、自然言語と対象物(ハードウェアやソフトウェア)の間に位置する言語へと変わっていくのではないかと思っている。例えば、決算書を作成してほしいというプロンプトを入力すると、必要なプログラムを自動生成し、システムが構築され、内部のデータや外部サービスとも連携し、目的が達成される。そこではコードは自然言語で伝えられた意図を実体へ変換するための層として存在している。

もし30年前に今の生成AIがあったら、自分はソフトウェアエンジニアを目指しただろうかと時々考える。当時はプログラミングしていると未知の世界を切り開く感覚があった。だが今はアイデアさえあれば誰でもソフトウェアを作れる時代になりつつある。

最近、アメリカではホワイトカラー、特にソフトウェアエンジニアの新卒の求人が減少し、一方でAIで代替しにくいブルーカラーの求人が増えている。日本でも今後、同様の現象が起きる可能性は高い。ただそれもいずれ変わると思う。その状況を一変させるのが、フィジカルAIだと考えている。

既にヒューマノイドロボットの身体能力はこのレベルまで来ている。

AIが物理世界で実際に動き始めた瞬間、ブルーカラーはAIに代替されないという前提は一気に崩れる。ヒューマノイドロボットが例え1台1000万円と高価であっても、部分的にでも人間と同等の作業を24時間365日続けられるのであれば、1年程度で投資が回収できてしまう。当初は様々な問題やリスクが指摘されると予想されるが、最終的には経済合理性が優先されるように思う。

ここ数年、今後AIによって代替されない仕事とは何か、また新しく生まれる仕事は何か、という問いを考え続けている。これまで一度仮説を立てても、生成AIの進化によって半年後にはその仮説が崩れることが何度もあった。それでもまだ崩れていない仮説もある。また考えを整理し、文章にしたい。

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