RaspberryPi の開発はケンブリッジ大学のエベン・アプトン氏が高価なデバイスを壊してしまう心配をせずに、誰でも自由に扱える安価なデバイスを開発したいというコンセプトからスタートした。
2009年にRaspberry Pi財団が 設立、2012年に35ドルという極めて低価格で発売され、250万台が売れ、大ヒットとなった。Raspberry Pi は小型ながらPCと同様の Linux などのOS やプログラムを搭載することができ、CPU、GPU、USBコントローラー、メモリーなどをワンチップで実現している。メインメモリは512MB、CPU は ARMプロセッサ700Mhz で、SD カードにOS をインストールし、起動することができる。
Raspberry Pi の応用範囲は広く、既にいろいろな事例がロボットや、ヘリの操縦や、ゲーム機など様々な事例がある。日本には TK80 が発売された時期から始まるマイコンカルチャーがあり、Raspberry Pi も取り巻く環境もそれに類似している点が多々ある。
Raspberry Pi 電子工作を学ぶ教育用のプラットフォームとしても最適なハードウェアと言える。