Link Station mini の調子がおかしい。極端に反応が悪くなった。ファイルの一覧がなかなか出てこない。悪い予感がし、他のHDDにデータの移行を始めたところ、断続的に通信がとぎれるようになり、ついには全くアクセスできなくなってしまった。
RAID1(ミラーリング)で構築していたため、恐らくデータは大丈夫だと思われるが、ネットワークからアクセス出来ない NAS はただの箱以外の何物でもない。
サポートにも電話したが期待した回答は得られず、ネットワーク接続をあきらめ、Link Station mini の分解にとりかかることにした。
少し手間取ったが以下の手順でできた。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0402/pclabo44.htm
次にHDD2台のうち1台を SATA ケーブルで Mac につないでみたが、ディスクユーティリティにてドライブの情報は確認できるもののマウントまで至らなかった。
そこで Parallels Desktop に Ubuntu 12 をインストールし、(Ubuntu 13には Disk Utility が存在しなかったため) 以下の記事を参考に付属の Disk Utility を起動し、マウントを試みた。
http://d.hatena.ne.jp/matoken/20110527/1306526979
1.Disk Utility を起動し、左側のデバイスリストから接続した HDD を選択
2. RAID のデータ領域のパーテーションを選択
3. [Goto Array] を選択
しかし以下のメッセージが表示され、マウントに至らなかった。
「Not enough components available to start the RAID Array」
そこで以下の記事を参考に、RAID用コンポーネントを新たにインストールしたところ、Disk Utility でマウントできるようになった。
http://askubuntu.com/questions/21987/not-enough-components-to-start-the-raid-array
sudo apt-get install mdadm
sudo mdadm –assemble –scan
ここに至るまでかなり試行錯誤したが、無事データのサルベージに成功した。
RAID1 にしておいてよかった。RAID0 だったらお手上げだった。