Linux の要素技術


■ 仮想空間

仮想空間とは論理的なメモリスペースである。仮想空間はカーネル空間とユーザ空間に分割されている。ユーザ空間はユーザが使用するメモリ空間で、ユーザごとに分割されており、カーネル空間はカーネルが使用するメモリ空間で、全ユーザで共有されている。そのため、ユーザ間でデータのやり取りが必要な場合はカーネル空間を使用することで実現可能である。

■ スケジューリング

スケジューリングとは複数のプロセスやスレッドにリソースを分配する機能である。スケジューリングには動作可能なプロセスを順番に並べて実行するFIFO方式、リソースを時分割してプロセスに割り当てるラウンドロビン方式、またプロセスに優先順位を付け処理を行う優先度スケジューリング方式などがある。

■ページング

ページングとはメモリをページと呼ばれる単位に分割して管理する方式である。仮想メモリと物理メモリとマッピングを行うことによって、物理的なメモリが少ない場合でも、大きなデータをメモリ上にロードし、処理することが可能になる。

■ Xwindow

Xwindow のアーキテクチャは基本的にクライアントサーバモデルに基づいている。Xserver がサーバとして存在し、Xlib と呼ばれるクライアント用ライブラがクライアントに用意されており、Xプロトコルと呼ばれるプロトコルによって、サーバがディスプレイやキーボード/マウスといった入出力ハードウェアの制御を行う。
描画された画像を転送するわけではなく、コマンドセットを非同期でクライアントに送るため、低速な回線が主流だった時代でも高速に描画することが可能だった。またXlib とGUIを司るGUIツールキットが分離されていることも Xwindow アーキテクチャの大きな特徴となっている。

 

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